茨城県の北部・県北(けんぽく)地域は、海岸線など素晴らしい景観を有する臨海部と、美しい山々や温泉などに恵まれた中山間部から成り、海と山、双方の魅力を併せ持つ地域です。

「常磐沖」に代表される海の幸に、「奥久慈」の自然に育まれた山の幸。

全国的にみても生物の北限と南限が交わる稀有なエリアとされ、多くの魚や野菜、果物が豊富に揃う、食材の宝庫です。

また、この地域は、流通量は少ないながらも、海と山をつなぐ「塩の道」や久慈川の水運などにより人や物の交流が行われ、食を楽しむ文化が育まれてきました。

さらに、この地で長年栽培され、親しまれてきた伝統野菜や穀類などの在来作物も、地域特有の食文化を継承する大切なものです。

現在、旅行の最大の目的の1つに挙げられているのが、「おいしいもの」。その場所でしか味わえない「食」は、大きな魅力です。そのような中、地域の風土・文化・歴史を皿の上に表現する「ローカル・ガストロノミー」の考え方が、世界中で注目されており、地域独自の食文化の価値を改めて見つめ直す動きが進んでいます。

茨城県北地域では、これまで受け継がれてきた歴史や文化、食材などを、積極的に活用して、「茨城県北地域ならでは」を表現した「茨城県北ガストロノミー」の提供を目指していきたいと考えました。

「茨城県北ガストロノミープロジェクト」では、ローカルガストロノミーについてともに勉強していくプロジェクトメンバー(飲食店・宿泊施設)を募集しました。今後は、このプロジェクトメンバーを中心に、「茨城県北ガストロノミー」について、一緒に考えていきます。